花木 亮太
製造本部 製造部 ROBOT課 主任 2008年入社
産業用ロボットの動きに魅せられ、北斗へ。
入社の経緯を教えてください。
花木:通っていた学校の先生の紹介で、北斗に工場見学に来たのがきっかけでした。当時はそこまでやりたいことが明確ではなかったのですが、工場見学で産業用ロボットを見て一気に興味が湧いたんです。普段の生活の中で産業用ロボットを直接見ることはあまりないですよね。目の前で見る実物の動きはすごかったんです。多関節での見たことのないスムーズな動きで、いくつものロボットがシンクロして流れるように作業を進めていく。しかも機械のように単純な動きではなく、複雑で目的を持った動きです。「あぁ、これがロボットなんだな」と実感したのを覚えています。
モノづくりに関しては興味がありましたか?
花木:そうですね。小さいころからプラモデルは好きでしたね。いわゆる工業系に近いモノづくりが興味の対象でした。就職活動時には車の整備職も見ていましたが、自分のやりたいことと違うなと感じて北斗に入社を決めました。
入社当初、仕事はどうでしたか?
花木:想像通り、覚えることも多く大変な仕事ではありました。でも「負けたくない」という気持ちが自分の中に湧いてきたのを覚えています。それで、ロボットの仕事が好きになっていきましたね。いくつもの案件を通して様々なメンバーと関わり、徐々にロボットに関する知見も増えていきました。ロボットを触っているときは次々と改善へのアイデアが思い浮かんだり、自分でも驚くほど集中できるんです。そんな自分もいいなと思えるようになっていきました。
先輩は、どんな指導をしてくれましたか?
花木:印象に残っているのは、自分で考えるよう諭してくれた先輩です。何かを話し合うときには、自分がそう思う根拠は何なのかをよく聞かれました。そのおかげで人に聞く前にまず自分で考える習慣が身についたと思います。
大役を任されて成長する
成功体験を通して受け継いでいく北斗流。
北斗ならではの仕事の仕方はありますか?
花木: 3年目ぐらいの時に、初めての海外プロジェクトに参加しました。会社としても大きなプロジェクトで、ROBOT課のメンバー20人ほどが全員参加。自分としても初の海外です。現地では皆で工場へのロボットの設置とセットアップをしていたのですが、ある日、急にラインのリーダーを任されることになったんです。初めてのことだらけでしたが、先輩や上司にフォローしていただきながら何とか期限内に仕事を終わらせました。無事に、予定通りの納品ができ、記憶に残る初海外案件になりましたね。
2、3年目でもリーダーを任されるのですね。
花木:そうですね。当時は面食らいましたが、今考えるといい経験をさせてもらったなと思います。しっかりとしたサポート体制がありましたし、人員配置や作業工程計画など、一気に管理側の仕事の経験を積めました。こういった早くからマネジメントを任せる風土が、北斗らしさなのかもしれませんね。
他にも北斗らしい特徴はありますか?
花木:ROBOT課のメンバーはコミュニケーションが活発なんです。もう1点特徴を挙げるとすれば、ROBOT課の特徴にはなりますが、設計段階の3Dシミュレーション業務から現場のロボット作業まで一貫して携わることができる、という点ですね。プロジェクトのスタート段階から計画的に仕事を進めるスタイルなので、期日前に確実に納品を終わらせています。
何がポイントなんでしょうか?
花木:事前準備に力を入れているところでしょうか。現場での作業についてきちんとシミュレーションを立てた上で現地入りしますので、そもそも問題が起きる件数自体が圧倒的に少ないです。こうした実績が積み重なって、お客様からも信頼を得られているように思います。
メンバーに「あっという間だった」と言わせる
リーダーを目指す。
今後の目標はありますか?
花木:リーダーとして、日程や工程などをもっとスムーズに組み立てられるようになりたいですね。長期に渡るプロジェクトもありますが、終わった時にメンバーが「スムーズに進んであっという間だったな」と思わず言ってしまうようなマネジメントができるといいなと思っています。
最後に、求職者の方へのメッセージはありますか?
花木:北斗では国内外のメーカーと取引があり、多種多様な設備をつくっています。そのため、毎回同じ作業をすることはなく常に新しいことに挑戦し、成長を続けられる点が魅力だと思います。海外出張もあるので、そこも楽しみに来てくださいね。