北斗への入社のきっかけ
北斗に入社するまでのキャリアをお教えください
私はインドの大学で機械設計を学び、大学院で生産技術と日本語を勉強しました。卒業後はインドで自動車の部品をつくる日系のOEM会社に入り、そこで1年ほど3Dモデリングや部品図の作成をしていました。その後は日本語をもっと勉強したいと思い、来日して日本の派遣会社で働いていたのですが、コロナ禍となってなかなかインドに戻ることが難しくなってしまいました。
一度国に戻りたかったため、一旦実家でできる仕事をすることにしたんです。しばらくして落ち着いてから、あらためて日本で設計の仕事がしたいと思い求職活動をしたのですが、そこで北斗が求人募集していることを知りました。
北斗に入社のきっかけは?
じつは大学院卒業後に働いたOEM会社では、北斗と取引がありました。そのとき北斗は治具設計のパイオニアだと感じていたので、いくつか検討した転職先の中でも迷わず北斗を受けました。だから、北斗に入社が決まったときは嬉しかったです。
今の仕事について
実際、設計課でご自身はどんなお仕事をしていますか?
例えば自動車メーカーによっていろんなプロジェクトがあるのですが、そのプロジェクトのメイン担当は大体一人です。プロジェクトの中でも、車のメインボディ、サイドボディ、アンダーボディなどパーツによって治具設計や搬送装置の内容が変わってきます。
例えばサイドボディの場合、設計を外注会社にしてもらうのですが、まずはその指示をこちらで行うという形です。外注先から設計データが上がってきたら、確認や修正指示などいろいろ行い、その後部品図作成を外注先に任せます。部品図データの確認修正を行いOKであれば、部品の生産のために部品図の出図を行います。
今、私は研修が終わってから初めての担当案件を任せてもらえています。会社の方で私のスキルアップを考えてくれ、案件のリーダーが購入品関係をやって、私は治具設計をしています。リーダーと並びながら仕事ができるように、今は学んだことを実践する日々です。
印象的だった仕事について
これまでで印象的だった仕事は?
国内自動車メーカーの自重搬送のプロジェクトです。車両のボディの自重搬送機の設計の仕事だったのですが、自分が考え設計したコンセプトを、お客様から承認してもらえて嬉しかったです。
困難だったことや
助かった制度について
日本の文化的なことや言語的なことで困ったことは?
私自身は困ったことはないですね。外国人の立場で見ると言語が課題になると思いますが、上司は外国人でも分かるように説明してくれるし、そういう教育体制になっています。分からないことがあった場合、上司に聞いたら日本語だけどちゃんと分かるまで説明してくれます。専門的な言葉もちゃんと説明してくれるので、日常会話レベルで日本語ができれば問題ないと思います。
会社の制度で助かったことは?
外国人だと引っ越してこなければいけないので、住居の心配があると思いますが、安価で社宅を用意してくれるのでこれはありがたかったです。独身向けは寮があり、結婚している人向けは社宅があります。
また、食堂がおいしいのも伝えたいですね。国や宗教によっては肉など食べられないものもあると思いますが、野菜の料理も含め毎日いろんなメニューが用意されているので何かしら食べられるものがあると思います。カレーは毎日ありますし、ラーメンやうどんもあります。
北斗の強みについて
他にはない北斗ならではの強みは?
最近インド出張に行ったのですが、現地の自動車メーカーの社員さんから「北斗の設計したものは絶対間違いない」と言われました。車の製造過程では細かいものを含めさまざまな業務がある中で、そのメーカーでは車のボディを溶接するメインの業務を北斗に任せてくれています。そのことが、北斗の品質は間違いないという証だと感じています。
また、その自動車メーカーの社員のほとんどがインド人だったのですが、北斗で社員として働いているインド人の私を見てびっくりしていました。「北斗で働いているの?」と聞かれたり、褒められたりして嬉しかったです。
機械設計を学んだインド時代の大学の友人からも褒められたりしています。友人たちは北斗をよく知っていて、私がここで働いていることを感動するくらい評価しています。いつか、機会があったら友人にも北斗を紹介したいと思います。
未来の仲間へのメッセージ
入社を検討している学生さんへのメッセージは?
今、他の業務をやっていても、経験年数が少なくても心配することはないと伝えたいです。北斗は教育体制が整っているので入社をしたら、設計標準などを経て早く設計を学べるようになると思います。北斗の設計課では20〜30年働いている社員がいるのですが、その方々の治具設計の知識はとても高いと感じています。困っているときは、その上司の意見を聞くと解決しますし、スキルアップになっている実感があります。北斗の治具設計の業務範囲は広く、すべてやっているといってもいいと思います。
また今、私は治具設計をしていますが、ロボットのシミュレーション、レイアウト設計など、私が希望を出せばやりたいことができる環境にあるのがいいと思います。ここまでできる会社はなかなかないですし、北斗に来て満足しています。早く成長したい人には、北斗を推奨します。
代表的な1日の流れ
設計本部 設計部 設計課
- 08:30
- 朝礼、メール確認
- 09:00
- ユーザーや外注との連絡、指示、質疑対応
- 10:00
- 設計業務、3Dモデリング
- 11:00
- 設計業務、レイアウト検討
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 設計業務、ユーザへ提出する資料作成
- 14:00
- 3Dデータの確認、修正指示
- 16:00
- 外注先と打ち合わせ
- 17:00
- メール確認、問い合わせ対応
- 18:00
- 翌日以降の予定の整理&段取り
- 19:00
- 帰宅